2014年5月9日金曜日

3Dプリンターで銃製造 大学職員を逮捕 


    3Dプリンターで製造したとみられる殺傷能力のある拳銃を所持したとして、県警薬物銃器対策課と神奈川署などは8日、銃刀法違反(所持)の疑いで、川崎市高津区久末、私立大学職員の男(27)を逮捕した。同課によると、3Dプリンターを使って製造したとみられる拳銃の摘発は全国初。
 (神奈川新聞5月9日)

 被疑者は、「違法だとは思わなかった。」とか「銃を持つ権利は基本的人権、「銃は力を最も等しくする武器」などと主張しており、いい大人が、まして契約職員であるとはいえ大学に勤務するものがこの様な意識を持っていることに驚きを禁じ得ない。
 3Dプリンターは、3次元のデータを基に複雑な立体を作製でき、従来必要としていた型枠が必要なく、少量生産と大幅なコスト削減が可能にするもので、さまざまな分野への活用が期待されている。また、安価なものもあり一般家庭にも徐々に普及しているという。
 この事件を受け国は、「一定の規制は必要」との動きを見せており、先端技術が悪用により規制を受けることのないことを願うばかりである。

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